八戸市の青葉湖展望交流施設「山の楽校」で1月7日、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈る「どんと祭」が開かれた。
地域住民や関係者が集まり毎年開かれている同祭。この日も約20人が集まり、正月飾りなどを校庭に持ち寄り手を合わせた。その後、飾りに火が付けられ雪に覆われた校庭から高く舞い上がる白い煙を眺めながら1年の安全や豊作を祈った。
校庭では、くぼみのある団子を入れた地域に伝わるお汁粉「へっちょこ団子」も振る舞われた。「どんと祭」終了後も地域の住民が次々足を運び、正月飾りに火を入れ1年の無事を祈った。
同施設では昨年8月の台風で名物の200万本のヒマワリが見頃の時期に倒れ、大きな被害を受けた。関係者は昨年を振り返り、「今年こそは見事なヒマワリを来場客に見せたい」と思いを新たにしていた。
校長の岩崎光宏さんは「去年は台風でヒマワリとソバの花畑が例年通りにいかず残念だった。今年はエネルギー倍増でヒマワリとソバの花畑は一致団結して、エネルギッシュなお祭りにしたい」と話す。「冬場も雪の状況によってはスノーモービル体験を開催することも考えている。冬の間も郊外に出て活動する楽しさを発信したい」とも。