八戸市福祉公民館(八戸市類家4)で1月26日、料理を通じて国際交流を深める「サウスカロライナ名物 ローカントリー料理を作ろう!」が開かれ、市民ら20人が参加した。
市民の国際交流を推進する八戸国際交流協会(内丸1)が企画した同イベント。タイトルの「ローカントリー」は米国サウスカロライナ州の南部を指し、当日は同州出身で八戸市国際交流員のマシュー・ボラさんが座学と調理実習を通じて州を紹介した。
調理実習では、ローカントリーの家庭料理として親しまれている「グリッツ」「フライドオクラ」「ピーカンパイ」をボラさんの説明を受けながら調理した。「グリッツ」は乾燥させた粗びきトウモロコシをベースとしたペースト状の料理で、主食として食べられている。日本では材料の入手が難しいこともあり、参加者たちは完成したグリッツを興味深そうに味わっていた。
座学では、ボラさんがサウスカロライナ州の文化や風土について紹介。州の面積が青森県の約8倍あることや、ビーチやゴルフリゾートが有名であること、桃が特産品であること、プランテーションが盛んであることなどを紹介し、参加者は同地域への理解を深めた。
参加した女性は「自宅ではなかなか作れない料理なので、とても興味深かった。材料がそろえば家庭でも作ってみたい」と話した。