八戸の「夢百貨ぎゃらりー」(八戸市江陽2)で現在、郷土芸能「えんぶり」の写真展・人形展「えんぶりの里」が開かれている。
同展では、えんぶり人形作家の下崎雅之さんの人形作品26点と、5人のカメラマンの作品22点を展示している。
下崎さんは趣味でえんぶり人形の制作を始め、周囲の勧めで展示したところ好評を博し、同展は今回で12回目となる。
下崎さんが制作する人形は、各えんぶり組に実在する人物をモデルとしている。本人そっくりの表情やしぐさも見どころとなっている。えんぶり披露している場面だけではなく休憩中のユーモラスな人形も多い。
下崎さんは「人物の表情や動きを表現するために、あえて顔を隠したり伏せたりした人形もある。のぞき込んで見てほしい。それぞれの町内の特色を出すべく、衣装やしぐさも試行錯誤を重ね工夫している。360度から楽しんでほしい」と話す。
開催時間は10時~17時(27日は12時まで)。入場無料。2月27日まで。
八戸えんぶりの期間には八戸ポータルミュージアム「はっち」(三日町)2階の漁師の小屋コーナーに下崎さんの作業場を再現し、作業風景を見たり、作家と話したりできる「えんぶりジオラマ作家と話そう!!」も行う。今月17日~20日。10時~18時(作家不在の場合もあり)。入場無料。