青森・南部町の古民家カフェでえんぶり鑑賞会 軒先を舞台に30人が楽しむ

「きたむら茶屋」で開かれたえんぶり鑑賞会

「きたむら茶屋」で開かれたえんぶり鑑賞会

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 古民家をリノベーションした飲食店「きたむら茶屋」(青森県南部町)で2月11日、青森県南地方の郷土芸能「えんぶり」を楽しむ「茶屋 de えんぶり鑑賞会」が開かれた。

子どもたちも舞を披露した

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 同店は南部町福田地区(旧福地村)の住宅街にある古民家を再利用して2015年夏にオープン。そばやあんパンなどのメニューを提供するほか、イベントなども開いている。

 同鑑賞会は昨年から始まり、今年で2回目。同店のある福田地区に「福田上えんぶり組」があることから、門付けの一環として南部地方えんぶりに合わせて開催している。同店の縁側を開放し、店の軒先を舞台に同組のえんぶりを披露する。

 鑑賞会には、町内外から多くの常連客、えんぶりファン、写真愛好家ら約30人が集まり、えんぶり組の舞やお囃子(はやし)に合わせて手をたたいたり、シャッターを切ったりしてえんぶりを楽しんだ。

 店内では同店名物の「殿様あんパン」やそばなどのメニューを提供。公演後は甘酒の振る舞いも行われ、店内は終始和やかな雰囲気に包まれた。

 同店店主の栗谷川柳子さんは「今年は晴天に恵まれ、感動した。去年も門付けに来てくださり、お客さんから毎年やってほしいとの要望があり実現した。これからもお店を通じて地域のおじいさんやおばあさんが集まって楽しめる企画を行っていきたい」と話す。

 福田上えんぶり組は2月17日から始まる「八戸えんぶり」にも参加する。

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