八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で3月25日、「Let's eat 八戸いちご 春の親子スイーツづくり体験会」が開かれた。
同体験会は、青森県内最大の生産地である八戸のイチゴ「八戸イチゴ」の魅力を発信しようと八戸市農業経営振興センター(尻内町)が企画したもの。本年度はこれまでに4回、イチゴに関するイベントを開いている。
今回は、同市内のケーキ店などで組織する八戸菓子商工業組合(志村一雄組合長)の協力で、親子連れを対象に八戸いちごを使った生チョコデコレーションケーキ作りを行い、32組69人の親子連れが参加、講師の指導を受けながら力を合わせて完成させた。イチゴは八戸苺生産組合(市川町)のイチゴを使った。
体験会には小林眞市長も参加しデモンストレーションのケーキ作りを行い、イチゴを八戸の「8」の時に並べたオリジナルケーキを完成させた。完成したケーキを持って小林市長と記念撮影をする親子連れもあり、会場は終始和やかな空気に包まれていた。
志村さんは「イチゴの産地である八戸は、収穫してから消費するまでの時間が短いので、糖度が一番高い状態で食べることができる。八戸イチゴは封を開けた時に香りが漂い、つやもとてもいいので、ケーキ作りにもとても良い条件がそろっている」と話す。
小林市長は「ケーキ作りは苦労したが、とても楽しかった。市内に流通する八戸イチゴは糖分が落ちない状態で食べられるので、とても幸せなことだと思う。今後もブランド化を進め、消費拡大を図っていきたい」と話す。