八戸総合福祉会館で3月20日、ダシの知識を学ぶ「だしソムリエ3級講座」が開かれた。
同講座は、正しいダシの知識を持つことで毎日の料理や食卓を豊かにし、食の幅を広げることを目的に「だしソムリエ協会」(東京都港区)が主催。八戸での同講座の開催は昨年に続き2回目。青森県内には約130人の3級合格者がいる。
講座では、青森市在住の奥村雅美さんを講師に、参加者が4人のグループに分かれ、事前に用意した5種のダシのテイスティングやかつお節や昆布、干しシイタケなどの素材について学んだ。基本のダシの取り方の実習も行われた。
同協会代表の鵜飼真妃さんは「ダシは料理の肝。正しいダシの知識を多くの方に知ってほしい。ダシをもっと身近に感じ大切に扱えば、新しい発見があり、生活が豊かになるということを感じてほしい」と話す。
参加者の40代の女性は「栄養士の仕事をしているが、もう一度基本からダシを勉強しようと思って参加した。楽しく学ぶことができた。普段の生活にも生かしたい」、30代の男性は「飲食関係の仕事をしている。テイスティングなど、あらためてやると面白い。正しいダシの取り方も知ったので仕事に反映させます」、50代の女性は「普段、インスタントダシは使わないので、逆にちゃんとダシのことを知ろうと思って参加した。とても勉強になった」とそれぞれ話した。