南郷ジャズフェスティバル実行委員会が4月25日、「第28回 南郷サマージャズフェスティバル 2017」の出演者と開催概要を発表した。

　カッコーの森エコーランド野外ステージ（八戸市南郷）で7月29日に開かれる同フェス。北東北最大級のジャズフェスティバルで、例年7月後半に開かれる。

　今年は世界的サックス奏者の渡辺貞夫さんが8年ぶり3度目の出演。日本を代表するラテン系ジャズビッグバンド「熱帯ジャズ楽団」、八戸市出身のトランペット奏者・類家心平さんを中心とした「類家心平セクステット」、ヴォーカリスト沙理さんのグループ「沙理quartet」などが出演する。

　例年よりも地元色を濃くした内容も盛り込み、「西園スウィングジャズバンド」「中沢中学校ジャズバンド部」「スウィングベリージャズオーケストラ」「八戸ジャズ楽団」など、アマチュアバンドの出演団体数も過去最高となる。

　八戸ジャズ楽団には世界的作編曲家、ジャズピアニストの「デビッドマシューズ」さんも加わる。マシューズさんは八戸のジャズミュージシャンと縁が深いことから、同楽団の「校長」を務めている。

　「ジャズの館南郷」（市野沢）で行われた記者発表には、出演者の類家さんや司会者のバードマン幸田さんも登壇。第2回から14回にわたって司会を務めたバードマン幸田さんは、「南郷は私の第二のふるさと」と感慨深げに語った。

　同実行委員会会長の壬生八十博（やそひろ）さんは「今年は久しぶりに渡辺貞夫さんが出演する。プロの演奏に加え、オープニングには地元のバンドにも出演するので楽しみにしていただきたい」と来場を呼び掛ける。

　類家さんは「南郷ジャズフェスの会場は緑に囲まれ、おいしいお店もたくさん出る。素晴らしいミュージシャンもたくさん出演するので、ぜひ遊びに来てほしい」と話す。

13時オープニング（アマチュア）、15時開演、20時30分終演。入場料は一般＝前売り5,000円、当日6,000円、中高生＝同2,000円、同=3,000円、小学生以下無料。5月12日から青森県内のプレイガイドで販売するほか、「ローソンチケット」「チケットぴあ」でも取り扱う。