八戸の種差海岸周辺で5月1日、GPS機能付き音声ナビ端末を搭載する電動アシスト自転車のレンタルが始まった。
GPS機能付き音声ナビ端末は、音声で同海岸付近25カ所の観光案内を骨伝導ヘッドホンで聞くことができる。骨伝導ヘッドホンは耳をふさがずに骨の振動で音を聞くことができることから、自転車に乗り周囲の音を聞きながら音声案内を聞くことができる。
同海岸付近は高低差のある道路も多いことから自転車も電動アシスト付自転車を用意し、利用者の体力的な負担を軽減しアシストのない自転車と比較して短時間で種差海岸サイクリングを楽しめる。
同レンタルサービスは、種差海岸地域が三陸復興国立公園に指定された2013年から、同地域の魅力をより知ってもらうために始まった。過去4年の利用者の傾向では、サービス利用者の6~7割が関東圏からの旅行客で、夏場が利用のピークとなる。
八戸市観光課種差海岸振興グループの田中裕樹さんは「種差海岸地域には多くの魅力あるスポットがあるが、特におすすめポイントは葦毛(あしげ)崎展望台と種差海岸天然芝生地。ナビチャリには25のおすすめポイントが入力されているので、自分自身のお気に入りポイントも探してみてほしい」と利用を呼び掛ける。
利用時間は9時~17時。利用料は3時間(1,000円)、終日(1,500円)。乗り捨て料金は500円。10月31日まで。レンタル場所は種差観光協会(鮫町、TEL=0178-38-2024)、八戸シーガルビューホテル(同)、早狩輪店(同)、タカヤ靴店(同)。八戸シーガルビューホテルは前日までに予約。早狩輪店は5月、9月、10月のみ。タカヤ靴店は6月、7月、8月のみ。