八戸市南東部の「鮫角(さめかど)灯台」(八戸市鮫町)で10月6日、「夜の鮫角灯台から眺める ザボンの月 一般無料開放」が行われる。
1938(昭和13)年に操業した同施設。日本の灯台50選にも選ばれている施設の周辺は、2013年に三陸復興国立公園に指定されている。
同施設近くにある種差海岸ゆかりの詩人・草野心平は自身の詩の中で、種差海岸から上る満月を「ザボンのような月」と紹介しており、その名月を灯台から眺めようと昨年から始まった同イベントは今年で2回目となる。
八戸市観光課の佐々木智幸さんは「きれいな満月と灯台の光線の光の調和で幻想的な情景を楽しむことができる。太平洋上に浮かぶ満月を灯台から眺められるのは貴重な機会。駐車場から灯台までは街灯も少なく、海のは風が強いため、懐中電灯と防寒具を忘れずに持参してほしい」と呼び掛ける。
開催時間は18時~20時30分。参加無料。荒天中止。