八戸で感光感熱紙を使ったアートワークショップ 雨にも負けず感光

ワークショップの様子

ワークショップの様子

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 八戸市の「はちのへまちなかアートラボ『Co部屋』」(八戸市八日町)で10月29日、カメラの仕組みに着目したワークショップ「太陽光の光で青色の写真をつくろう!」が開かれた。

ラミネーターで加熱した感光紙

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 同イベントは、八戸市が現在取り組んでいる新美術館建設に向けた拠点としての「Co部屋」の活用や「写真のまち八戸」の定着などを通じて市民にアートへ親しんでもらおうと八戸市新美術館建設室が主催する。

 イベントには講師に写真家で東京芸術大学美術学部教授の佐藤時啓(ときひろ)さんを招いた。ワークショップでは現在では製造終了となった「感熱感光紙」を用いた。参加者は感熱感光紙の上にさまざまな物を載せ、直射日光で感光、ラミネーターで加熱することにより青い影が感熱紙上に浮かび上がらせた。

 当日は雨空だったが、感光紙は10分ほどで感光。あいにくの天気だったが逆に「雨の日でも紫外線はあるんだね」と話す参加者も。作業終了後には、参加者全員で作品を見ながらの合評会も行われた。

 同推進室の寺下友学芸員は「大人の方の参加が多かったが、皆さん夢中になって作品作りを楽しんでいたのが印象的。雨空で感光を心配していたが、10分程度で感光し『それがソフトフォーカスの効果になったのかな』と佐藤さんも興味深そうだった。これからもさまざまな形でのワークショップをしてアートの裾野を広げていきたい」と話す。

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