八戸ショッピングセンター「ラピア」(八戸市江陽2)で11月27日、「平成29年度 税に関するイラスト・標語作品」表彰式が行われた。
「税に関する作品」は、子どもたちに、税に関する知識と理解を深めることを目的に、三八租税教育推進協議会が毎年開催している。
本年度は、小学生によるイラスト681点、中学生による標語923点の応募があった。昨年度に比べると、小学生の応募が200点以上増えた。作品は、八戸市と三戸郡の小・中学校の社会科教育研究会の教諭と税務署職員が審査を行った。
作品は生徒たちが毎日学校へ通う道路、毎日勉強に使っている教科書など、さまざまな物品やサービスが税金によって提供されていること、普段当たり前にあるものが税金によって支えられているということを強く意識したものが目立った。
同協議会会長の伊藤博章さんは「国民の大切な義務である納税について、早い段階から関心を持ち、自分の生活との関わりについて真剣に考えることはとても大事なこと。作品を見ると、税についてしっかり勉強し、身近なものとして捉えていることが分かる。これからも将来にわたって明るく住み良い街にできるように自分なりに考え、実行してほしい」と話す。
標語で「あたりまえ 税のおかげで 守られる」で三八租税教育推進協議会長賞となった三条中学校3年の田中優花さんは「私たちの暮らしは税のおかげで常に当たり前に道路を歩けたり、学校にも通えたりしている。『あたりまえ』という言葉を使って、税の大切さを表現した。あまり時間のない中で作った作品だが、このような賞を頂いた。これをたくさんの人に広められれば」、イラストで同賞となった白銀小学校の関川釉愛(ゆな)さんは「税金で色々な建物やみんなの役に立っているものが造られていると知った。将来絶対に役に立つから、明るい未来をイメージした。ほかにも良い作品がいっぱいあったので、まさか自分が選ばれると思わずびっくりした」とそれぞれ話した。