八戸市立根城小学校(八戸市根城4)で11月20日、八戸学院大学ラグビー部員が全6回の日程で「タグラグビー教室」を始めた。
タグラグビーは5人1チームでラグビーボールを使ってプレーする。タックルの代わりに腰に付いた「タグ」と呼ばれる飾りひもを取る。タグを取られたら前身を止めパスをしなくてはならない。バスケットコートほどの広さのスペースで屋内でも屋外でも楽しめる。
同部部員自身が企画・立案・運営する同教室。小学生に教えることでラグビーの裾野を広げるとともに、部員自身も指導力を養い、基礎技術を見直すきっかけにもなる。これまでに2014年の青潮小を皮切りに、白銀南小の親子レク、西園小の単発教室などを行っている。今回の教室では3年生30人ずつを3回に分けて、授業の中で行う。
11月30日に行われた教室で、児童たちは慣れないラグビーボールに最初は戸惑っていたが、45分の時間中元気にボールを受け渡し走り回った。
同大健康医療学部人間健康学科助教でラグビー部監督の工藤祐太郎さんは「子どもたちのパワフルさにはこちらがビックリした。子どもたちに教えることは部員にとってもいい経験になる。タグラグビーが広まり、小学校の先生方が体育の授業でできるようになれば」と期待を込める。
参加した男子児童は「ボールのパスや、グループで作戦を考えたりするのが楽しい」、女子児童は「ラグビーは初めてだけど、コーチに教えてもらってその通りできるとうれしい」と、それぞれ感想を話す。