八戸の画材店「八戸彩画堂」(八戸市城下1)2階ギャラリーアートフォースで12月16日、八戸をテーマにした絵画展「私だけの八戸美風景展」が始まった。
同展は2013年から始まり今回で4回目。プロ・アマ問わず八戸市を題材とした作品を一堂に集め、八戸の魅力を再発見しようと同店が企画。今回は市内外40人から応募があり、絵画83点、写真29点、切り絵やフェルトなどの工芸品13点の合計125点を展示する。
題材は郷土芸能「えんぶり」、八戸を代表する景勝地「種差海岸」、八戸公園など八戸を代表する景色を捉えた作品から、校舎や紅葉した木々、昔の町並みを捉えた作品などさまざまで40人の作家が見た八戸の風景を、さまざまな視点や技法で楽しむことができる。
市内在住のフェルト作家小向詩子さんが制作したフェルトで描いた蕪島の絵や、工芸作家「さゆら」が制作した八戸港で捕れたウニの殻で作ったランタンなど、一風変わった個性的な作品も展示し、来場客の注目を集めている。
同店にはカフェも併設されており、来場客は時間をかけてゆっくりと観覧することができる。
八戸彩画堂代表の松田和幸さんは「今回もたくさんの方に出展していただき、写真、切り絵、日本画、水彩画などさまざまな作品がそろっている。写真一つとってみても、色々な工夫や苦労を重ねて撮影している。作品を通して色々な八戸の場面を見ることができる。さまざまな八戸を楽しんでもらえれば」と話す。
開催時間は10時~17時30分。休12月18日、同30日~来年1月4日、同8日休み。入場無料。1月14日まで。