八戸市の種差海岸インフォメーションセンター(八戸市鮫町)で1月2日から、「種差海岸 名勝指定80周年記念パネル展」が開かれている。
同展は種差海岸が1937(昭和12)年12月21日に国の名勝に指定されてから今年で80周年を迎えることを記念して開催。同海岸の文化的価値と、今後の保護と活用のあり方についてパネルで紹介し、保護意識の向上を図りたいと八戸市が企画した。
パネルでは、「種差海岸の今と昔」「侵略者 オオハンゴンソウ」「悩み、種差海岸より」「国立公園だけじゃない、種差海岸」などの項目を、名勝に指定された当時の写真とともに平易な言葉で専門的な内容を解説する。種差海岸特定外来植物オオハンゴンソウの危険性については、より多くの人に知ってもらいたいとの思いから、実物大のイラスト付きで解説する。
同展を担当する八戸市教育委員会社会教育課の畠山貴憲さんは「国の名勝に指定され、今まで地元の方々や観光客の方々に愛されてきた種差海岸のあらためて振り返るのに、80周年というのはちょうどいいい区切り。来場者が見やすく、分かりやすいよう心がけてパネルを作成した。ぜひ、会場に訪れて種差海岸の魅力を再確認してほしい」と話す。「種差海岸は近年三陸復興国立公園のイメージが強いが、国名勝としての文化財でもある。その部分をピックアップしている」とも。
展示時間は9時~16時。入場無料。2月28日まで。