八戸市のファッションパル「ヴィアノバヴァ」(八戸市十三日町)で1月28日、「中学生写真日記2018」の表彰式が開かれた。
「中学生写真日記」は、生徒たちが夏休み期間中に心に残る思い出や出来事を自分で撮影し写真と日記で表現する。制作と展示を通して、思考・発想・表現する力を引き出すことを狙い、今回で2回目。
今回は八戸市内の大館中、白銀南中、根城中、是川中、長者中、東中、島守中、中沢中、南浜中の9校が参加し、応募作品は159点となった。審査員は教育研究会美術部会や市内の写真クラブ代表やプロカメラマンが務め、作者が詩人の経験や思いをいかに工夫して表現するかを重視し評価した。審査の結果大賞には根城中2年の太田翔瑛さんの「幻想的な世界」が選ばれた。
審査員の青森広告写真家協会顧問の米内安芸さんは「私たちの時代と違って、今の中学生は習うところがたくさんあって、アートに関してもわれわれの頃とは比べ物にならないほど感覚が進んでいる。大賞受賞の作品も写真として出来上がっているような感じだった。機材の問題ではないと思う。審査した私たちが逆に勉強になった」と感心する。
作品を出展した根城中の男子生徒は「普段は友達をスマートフォンで撮ることが多い。今回は夏休みの宿題だったので家族で出かけたときに記念になればと思い撮影し出品した」、白銀南中の女子生徒は「部活のみんなで一緒に出展した。楽しいので続けてみたい」とそれぞれ話す。
応募作品は同施設2階で30日まで展示する。10時~19時。入場無料。