八戸パークホテルのシェフの味スープを商品化 青森県産リンゴとコーンの2種

八戸パークホテルシェフ監修のスープ

八戸パークホテルシェフ監修のスープ

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 三八五(みやご)流通(八戸市長苗代)が1月31日、同社グループの八戸パークホテル(吹上1)の八田シェフ監修の前菜スープ2種類を発売した。

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 発売した前菜スープはリンゴスープとコーンスープで、いずれも青森県産の素材を使用する。同社が運営する八戸パークホテルの西洋料理部門の料理長、八田恭章(はったたかあき)シェフの味を気軽に楽しんでもらおうと発売した。商品名はシェフの名前を取って、「HATTAりんごの冷製スープ」「HATTAコーンクリームスープ」。

 リンゴの冷製スープには青森県産の紅玉を使用。先代の料理長から受け継いだ同ホテルで30年以上愛され続ける定番メニューで、結婚披露宴等で前菜とメインメニューの間に提供されている。県産紅玉独特の酸味が食欲を誘い、料理をよりおいしく感じられる。果肉の風味がほどよく残るように何度もすりおろし、クリームベースで仕上げる。ホテルで提供している味を前菜として気軽に楽しんでもらおうと、製品化した。

 コーンクリームスープは、新郷村産のトウモロコシ「郷(さと)のきみ」を使用したポタージュスープ。弘前市で栽培されている嶽きみと同じ「ゴールドラッシュ」を使用しており、寒暖差の大きい気候の中で栽培されたため糖度が高く、温めて食べることで甘みが際立つ。新郷村のトウモロコシ農家で作る「きみ部会」から提供を受けた、品質は良くても形が良くないなどの理由で出荷できなかったトウモロコシを使用。新郷村のPRや地元農家の新たな収入源にもつなげ、地域の活性化も狙う。

 三八五流通の笹本亜裕武(あゆむ)さんは「この2つのスープを味わっていただくことで、新郷村や八戸パークホテルに来ていただく機会につながればうれしい。トウモロコシは、新郷村の生産者が日の出前から準備をして収穫している。新郷村の農家の美味しい素を提供したいという思いがこもっている。スープを通じて青森県のPRにもつながれば」と期待を寄せる。

 トウモロコシクリームスープは1個380円、リンゴの冷製スープは480円。ともに1個180グラム。八戸パークホテルとリカープラザ夢(八戸市江陽)で取り扱う。

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