八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で3月4日・10日・11日・17日・18日、高校生が考案した地元名産の南部せんべいスイーツが「高校生とつくる南部せんべいカフェ」として販売された。
同カフェは高校生の若い発想と新しい切り口で、南部せんべいの可能性を模索しながら、地域の文化に触れることを目的としたプロジェクト。青森県八戸市を面白くする市民集団「まちぐみ」の「まちぐみ展」と連動し初の試みとして行われた。
カフェでは高校生が考案した新感覚せんべいスイーツやまちぐみ考案せんべいティラミスなど、南部せんべいを使用した新スイーツを販売。生地をふっくらと焼き上げる「てんぽせんべい」もティラミス、チョコムース、抹茶など新しい味を高校生が手作りで販売した。
高校生が主体となり活動していることから営業が週末のみに限られたが、週末の他のイベントを訪れた家族連れや高齢者らが、伝統ある郷土食と新しい味のコラボレーションに興味深そうに眺めたり購入したりし、購入後はアンケートにも快く回答していた。
まちぐみ組長の山本耕一郎さんは「『新しいおいしいものを創ろうよ』ということで、千葉高の生徒さん6人(うち調理科2人)と八戸東高の生徒さんが考案したスイーツを、さらに試行錯誤を繰り返し自信作となった。販売は八戸工大二高の生徒さんも運営を手伝ってくれ、限られた期間だったが、連日完売でうれしく思う。みんなが楽しいことで街中が活性化していけばいいなと思う」と話す。