八戸市の「是川公民館」(八戸市大字是川字東前田)建て替え工事が3月に完了し、4月17日に竣工祭・落成式が行われ翌18日から通常業務が行われる。
旧是川公民館は1973(昭和48)年に開館し地域の住民を中心に利用されてきたが、耐震性の問題を抱えるほか老朽化が進み、隣接地に新公民館の建設となった。新公民館は平屋建てでバリアフリーに対応。中心部に広い通路があり、通路天井には自然光を取り入れる明かり取りを3カ所に2枚ずつ設置し計6枚の天窓がある。
入り口には旧公民館で和室に飾っていた地元是川中学校の生徒が作った木製横型の「是川公民館」の看板を掲げ、地元有志から寄贈を受けた「合掌土偶」のモニュメントも飾る。旧公民館は解体し、その後は駐車場として利用する。
同館の荒屋敷秀俊館長は「最初に建て替えの話が出て丸4年、ようやくこの日を迎えることができた。建て替えに当たっては、白山台公民館や新しい公民館を参考にした。新しくなった公民館なので、多くの方に利用してほしいし、見学だけでも大歓迎。是川公民館はすぐ横に川が流れ、周辺の緑、田んぼなど周りに自然がいっぱいで、周辺の環境は市内でも一番だと思う」と話す。