八戸のオブジェ工場に新ツリーハウス「犬見庵」 10年で10棟以上製作

「犬見庵」の外観

「犬見庵」の外観

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 八戸市の「オブジェ工場 SLOWBASE(スローベース)」(八戸市市川町)に4月中旬、フリースペース「犬見庵(あん)」が完成した。

「犬見庵」の室内

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 スローベースは2005年にオープン。10年以上前から敷地内にツリーハウスを10棟以上製作し設置している。八戸市北部の国道45号沿いに立地するが「スローベースやツリーハウスの場所が分からない」という声があったため、今回「犬見庵」を道路沿いに建設した。

 「犬見庵」の名前は同工房代表の木村勝一さんが製作した6メートルの鉄の犬「鉄犬」が隣にあり眺められることに由来する。製作には約2カ月を要した。

 「犬見庵」はログハウスの小屋のような外観で、中空の1階2階部分の木製階段を上がった部分に玄関がある。敷地内のカフェでコーヒー豆を買い、コーヒー豆を自分で引き、備え付けのIHコンロでお湯を沸かし入れる完全セルフ式スタイル。コーヒー豆はメキシコやペルーからフェアトレードで仕入れた「スペシャリティコーヒー」を使用。部屋の中には手動のコーヒーミル・IHコンロ・ソファ・椅子・テーブル・まきストーブ・展望台などを用意する。

 木村さんは「八戸市中心街から離れたところにあるが、自分だけの空間と時間を、おいしコーヒーを飲みながら楽しんでほしい。1人で楽しむのはもちろん、狭い空間だが女子会や飲み会、ワークショップなど好きに使って構わない」と話す。

 利用料は1時間=1,000円。5月GW明けに正式オープンを予定する。

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