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八戸で伝統工芸「菱刺しフェス2018」 8人の作家の作品を一堂に

「菱刺しフェス2018」の会場

「菱刺しフェス2018」の会場

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 八戸市の「いわとくパルコ新館」(八戸市六日町)1階「イマココカフェ」内で7月31日から、青森県南地方に伝わる伝統工芸「南部菱(ひし)刺し」の作品を集めた「菱刺しフェス2018」が開かれている。

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 同イベントの開催は初めてで、南部菱刺し研究会代表の山田友子さんが主催する。山田さんは「弘前市では『こぎんフェス』が毎年開催され、全国からこぎん刺しの作家が集まり作品を販売している。こぎん刺しに対して、菱刺しは知名度が低く『津軽のこぎん』『南部の菱刺し』がまだまだ認知されていない。こぎん刺しのように多くの人に菱刺しを知ってほしいと思った」と開催の動機を話す。

 会場では、山田さんが声を掛け集まった8人の作家の作品を販売する。地元の作家はもちろん、東京や長野などの遠方や盛岡、三沢、東北町などから作品が集まった。会場にはブローチやヘアバンドなどのアクセサリー類やキーホルダー、お守り袋、財布などの小物類などさまざまなジャンルの菱刺しが並ぶ。

 「菱刺しは同じ模様を刺してもその人によってそれぞれ違う作風になる。丁寧で細やかな模様は全て人の手で直接作られているのが菱刺しの魅力」と山田さん。「南部菱刺しの作家は全国で誕生している。この機会に多くの作品を見てほしい」と来場を呼び掛ける。

 開場時間は10時~16時。8月5日まで。入場無料。

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