八戸市のはちのへポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で7月31日、八戸市と北海道苫小牧市の交流連携協定調印式が行われた。
八戸市と苫小牧市は多くの製造業が立地する工業都市という類似性があるほか、1973(昭和48)年からフェリー航路が開設され本州と北海道を結ぶ発着点として人やモノの交流機能を担うなど都市間連携の素地が整っていた。4月に両市の市長が都市間連携に基本合意し、今回の締結でさまざまな事業で交流人口の拡大や交流連携の拡大を目指す。
連携協定調印式では小林眞八戸市庁と岩倉博文苫小牧市長が協定書に署名し、ロゴマークの発表とともに連携の愛称を「はちとまネットワーク」とすると発表した。
両市では本年度から、観光分野で相互情報発信事業、物流貿易分野で東南アジアコンテナ定期航路誘致事業、相互に広報紙への情報掲載を行う。
調印式で小林眞八戸市長は「このたびの連携協定締結を大変うれしく思う。これまでも八戸市と苫小牧市は、民間を中心に交流を続けてきたが、今後は両市で手を携えて前進していきたい」、岩倉博文苫小牧市長は「八戸市とはこれまでもいろいろとご縁があった。この協定を結んだことで新しいフィールドで、両地域の成長と発展にチャレンジできる環境ができたことをうれしく思う」とそれぞれ話す。