八戸の八戸国際交流協会(八戸市内丸1)国際交流員に8月、米国ポートランド市出身のアンジェリカ・ワンさんが就任し、現在業務を行っている。
国際交流員は総務省、外務省、文部科学省、自治体国際化協会が運営する外国青年招致事業「JETプログラム」の事業の一つ。海外の青年を日本に招致し、国際交流を推進する活動を担う。
ワンさんは米国オレゴン州ポートランド市の出身の中国系アメリカ人。ワシントン州シアトル市内の大学を卒業し現地のNPO団体で1年間働いた後、JETプログラムを利用して八戸市に来た。日本との縁は高校時代の選択授業で日本語を学び、日本の伝統文化に興味を持ったことがきっかけ。大学時代は大阪大学に1年間留学、書道や茶道など日本人が伝統文化を大切にしている姿勢に引かれたという。
八戸国際交流協会では市民向け国際交流イベントなどに従事し、八戸市における国際交流の推進を担っていく。
ワンさんは「八戸は海や山など、自然がきれいな場所だと感じている。食べ物がおいしい場所だと聞いているので、これからの生活がとても楽しみ」と話す。