日本舞踊藤間流桂会の成果発表会「ゆかた会」が9月9日、八戸グランドホテル(八戸市番町)で開かれた。
ゆかた会は、藤間桂伊輔(けいすけ)さんが代表を務める藤間八戸流桂会と、藤間佐由理の会、名川支部の合同で行われた。年に2回、メンバーの日頃の練習の成果発表を浴衣姿で披露し、交流の場として開催している。
会には、小学生からベテランまで20人前後のメンバーが参加。27演目を浴衣姿で披露した。小学1年生の男の子は定番の「黒田節」を披露。「酒は飲め飲め飲むならば~」の口上に合わせて扇を使って酒を飲み、酔っぱらう様子を見事に演じ、客席のメンバーから拍手が沸き起こった。
秋は地域の公民館などで踊りを披露する機会も多く、メンバーは真剣な表情で踊りに取り組んだ。これからさらに踊りに磨きをかけ、秋の本番に備える。
藤間桂伊輔さんは「日頃の練習の成果をメンバー同士で発表する場として開催している。半年間練習しただけあり、一層の成長が見られた。年配の方々も足腰の良い運動になっていると思う。興味のある方は藤間流とは限らずに最寄りの先生がいたら踊っていただきたい」と話す。