知的書評合戦「第5回 ビブリオバトルinハチノヘ」の予選会が9月30日、八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)とデーリー東北メディアホール(城下)で開かれた。
ビブリオバトルはお気に入りの本を持ち寄って1人5分の持ち時間で紹介し合い、最も読みたくなった本を選ぶ書評コミュニケーションゲーム。予選会は、大学生、一般A、同Bの3部門がデーリー東北メッディアホールで行われ、「チャンプ本」を獲得した3人が決勝進出を決めた。高校生部門は「はっち」会場で行われ、6人が決勝戦前に行われる「高校生ファイナリスト決定戦」へコマを進めた。
今回の予選には4つの部門に青森、岩手両県から計42人が出場。イベントは地元のデーリー東北新聞社が、八戸市が掲げる「本のまち八戸」に賛同し、活字媒体として活字文化の振興を図るために2014年から開催。八戸学院大学(美保野)も、若者の活字離れの一助になればと共同開催している。
同新聞社企画事業部の是川育孝(やすたか)さんは「今年は高校生部門に28人参加など、いつもに増しての盛り上がりを感じた。決勝戦が今から楽しみ。ビブリオバトルには本好きの方もそうでない方も、思いがけない本との出合いがあるかもしれない。決勝戦にもぜひ」と来場を呼び掛ける。
一般の部に出場した40代の女性は「高校時代の恩師に進められて出場した。予想以上の緊張だった。普段から本を読むのが好きだが、その思いを他の人に伝えるのがいかに難しいか痛感した。来年も新しい本に出合って紹介したい」と話す。
決勝戦は11月17日13時から、デーリー東北メディアホールで行われる。観覧無料(要事前申し込み)。