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八戸市博物館で特別展「丹後平古墳群と蝦夷の世界」 国重文指定を記念

特別展の様子

特別展の様子

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 八戸市の丹後平(たんごたい)古墳群(八戸市東白山台・南白山台)出土品が国重要文化財に指定されたことを記念し10月6日から、八戸市博物館で特別展「丹後平古墳群と蝦夷(えみし)の世界」が開かれている。

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 丹後平古墳群は、飛鳥時代中頃から平安時代前期まで継続的に造られた古墳群で、1987(昭和62)年から2000年にかけて断続的に八戸市が発掘調査を実施。今年3月に国重要文化財(考古資料)の指定を受けた。

 丹後平古墳群から出土した蕨手刀(わらびてとう)をはじめとする多様な刀類や馬具、メノウ・水晶・ガラス玉を使った装飾品、北方にルーツを持つ錫製品、律令国家で作られた和同開珎などの豊かな副葬品は、この地に住んだ「蝦夷」がさまざまな地域と交流していたことを物語る。中でも「獅噛三累環頭大刀柄頭(しがみさんるいかんとうたちつかがしら)」は、国内での出土例がない貴重なもの。

 特別展オープニングイベントで小林眞八戸市長は「丹後平古墳群は、八戸ニュータウン開発に際し発見された。この区域にはかつて蝦夷が暮らすムラがあり、ムラの有力者やその家族がさまざまな副葬品とともに埋葬された。その副葬品を見ると、八戸に住んだ先人達が、豊かな自然と地の利を生かして住んでいたことが分かる。出土品を通し先人たちの交遊と暮らしぶりに思いをはせてみてほしい」と祝辞。

 博物館学芸員の船場昌子さんは「今回の特別展では、重要文化財に指定された出土品を一堂に会して見ることができる。古墳群が作られた時代より少し前の東北地方や八戸の様子、それから同時期の南東北の様子など、いろいろな地域と比較することで、八戸の先人達の暮らし、社会を感じてもらえれば」と来場を呼び掛ける。

 開館時間は9時~17時。期間中の休館日は10月15日・22日・29日。入館料は、一般=300円、大学生・高校生=150円、中学生・小学生=50円(八戸市内の小中学生は無料)。11月4日まで。

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