最新のデジタルリマスタリング技術を施したフェルメールと葛飾北斎の二大巨匠の作品展「フェルメールと北斎 光と青の巨匠展」が10月29日、イオンモール下田(青森県おいらせ町)イオンホールで始まった。
同展では、フェルメールが生涯で描いた全37作品、葛飾北斎の「諸国瀧廻(めぐ)り」と「冨獄三十六景」から41作品をリ・クリエートして展示している。リ・クリエートとはオリジナルの原画から失われた色彩を再び取り戻す最新のデジタルリマスタリング技術。
会場では400年前のフェルメール・ブルー、150年前の北斎ブルーを当時の色彩で鑑賞することができる。会場では2人や作品をより深く知るためのオリジナル番組の上映や、音声ガイドでは俳優の小林薫さんと宮沢りえさんがドラマ仕立てで作品を解説している。
リ・クリエートを担当する廣済堂の野口修嗣さんは「フェルメールと北斎2人の作品を同時に観られるのは貴重な機会。ぜひ2人の細かい技を何度も足を運んで楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。
開館時間は9時~19時。入場料は、一般・大学生=1,000円、小・中・高生=500円、未就学児無料。12月2日まで。