八戸市内在住の手法が違うアーティスト3人の合同美術展「horn(ホルン)グループ展 ヤサシサニツツマレテ Vol.2」が12月6日~8日、デーリー東北ホール(八戸市城下1)で開かれた。
タイトルにもある「horn」はアーティスト3人で作るユニット名。同展は手法が違う3人が展示することでそれぞれが高め合う場などとして開催し、昨年12月に続き2回目の開催となった。
山本まゆみさんは色鉛筆画を得意とし、日仏友好160周年の企画展「ジャポニズム2018『富士山を世界に展』」に参加する。長時間かけて書き込み、奥行きのある画質を特徴とする。木下秀晃さんは水彩画でありながら、油絵のように力強く光を感じさせる手法。主にメルヘンチックな題材で、今回は切り絵や立体作品も出展。dondonさんは愛犬「ワサビ」のイラストを出品。ミクストメディアの手法で、手書きのイラストをPCに取り込み、色別に加工・調整、多くの色の版を重ねる「デジタルな錦絵」と言える手法を取り入れる。
会場には三者三様の作品約70点を展示。1枚の作品ができるまでの88の工程を写真で追跡したものも作品として展示し、訪れた人は興味深そうに眺めていた。