八戸市南郷産のブドウを使った「八戸ワイン」の新酒「Wa(わ)」が完成し、1月24日、醸造元の「澤内醸造」(八戸市柏崎2)で披露された。
八戸市では、南郷地区で葉タバコが減産傾向にあり、代替作物の検討が進められていたことから、2014年に八戸ワイン産業創出プロジェクトをスタート。
八戸ワインの醸造は昨年に引き続き2度目。今年も南郷地区のブドウ農家が栽培したブドウを使う。ナイアガラ種の「Waスパークリング(白)」580本、キャンベルアーリー種・ケルナー種の「Waスパークリング(ロゼ)」720本のスパークリング2種計1300本を26日から販売する。
澤内醸造オーナーの澤内昭宏さんは「今年も農家の情熱が詰まったワインを製造することができた。去年よりじっくり時間をかけたので、おいしく上手に仕上がったと思う。白はすっきりした飲み口に木のフレーバーを加えることでコクを出した。ロゼは去年より深い味わいになっている。度数は昨年は10%だったが今年は12%。地元の食材を使った料理と一緒にぜひ味わってもらいたい」と胸を張る。
値段は共に3,024円。八戸市内のユニバース、よこまちストア、セプドールアン、カネイリミュージアムショップ、同醸造で販売する。