写真グループ「八戸コンタックスクラブ」(市川清一会長)の写真展「八戸コンタックスクラブ第29回写真展」が1月18日~20日、デーリー東北ホール(八戸市城下1)で開かれた。
同クラブはかつて存在したカメラメーカー「ヤシカ」の全国規模の写真クラブ「コンタックスクラブ」の支部として1981(昭和56)年に設立。現在は独立したクラブとして活動しているが、親しまれたコンタックスの名前を残し活動を継続。八戸市内や青森県南地方の19人が月に1度の例会や撮影イベントを開催し、写真を通した交流を深めている。
写真展は年に1度開催している定期展。今回は、野鳥や風景、航空機、祭りなど、さまざまなジャンルの写真約60点を展示。展示する作品のテーマを定めず、メンバーが日々の撮影活動の中でそろえた自信作を展示した。このうち、川村幸男さんは、カエルを捉えたカワセミの生命力のある姿を収めた写真「青い宝石」を展示。来場者の目を引いていた。
同クラブでは今後、市内の医療施設を巡回する写真展を実施していく予定。この他にも写真教室や撮影イベントなど、写真を通してさらに交流を深めていく。
市川会長は「メンバーが努力して撮影した写真や、偶然とらえた写真などがたくさん出展され、良く仕上がった写真展」と胸を張る。「病院に入院している人、介護施設に通う人など、会場に足を運べない方々にも見てほしいと思い、施設などの巡回展も開催したい」とも。