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八戸で「幻の詩人」村次郎の魅力語るトークイベント 地元「鮫弁」で朗読も

トークイベント「方言詩の朗読と村さんとの思い出」

トークイベント「方言詩の朗読と村さんとの思い出」

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 八戸市鮫町出身の詩人村次郎の魅力について語るトークイベント「方言詩の朗読と村さんとの思い出」が1月26日、八戸ブックセンター(八戸市六日町)で開かれた。

 村次郎は1916(大正5)年に鮫町生まれ、1947(昭和22)年に詩集「亡魚の歌」、1948(昭和23)年には「風の歌」を刊行。1952(昭和27)年に実家の石田屋旅館に戻り家業に専念し、「幻の詩人」とも言われる。

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 イベントの講師を務めた柾谷伸夫さんは、村次郎と同じ鮫町の出身。演劇団体を主宰し、伝統芸能「鮫神楽」保存会会長も務め方言にも造詣が深く、ラジオ番組「おもしろ南部弁講座」にも出演する。

 イベントで柾谷さんは、椅子に座ったままで地声で、村次郎さんの詩を「八戸弁」ではなく鮫町の方言「鮫弁」で朗読。時折立ち上がったり数歩歩んでみたりと静かな動きの中に感情を込めた。柾谷さんが鮫神楽の節を歌い始める場面では、会場の外の一般利用者も会場をのぞき込む場面も。

 八戸ブックセンターの佐藤正樹さんは「ギャラリー展『紙から本ができるまで2018』のクロージングイベントとしてのトークイベント。鮫の方言だったり鮫神楽だったり、そういった村次郎の側面について柾谷さんに話していただいた。貴重なお話で皆さん喜ばれていた」と話す。

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