八戸市と岩手県久慈市・二戸市の3市で、それぞれの市の広報誌で互いの「まちの魅力」をPRする「広報紙面交換」が始まった。

　八戸市が位置する青森県南地域と久慈市、二戸市が位置する岩手県北地域は歴史的にも密接な関係があり、県境を挟みながらも、現在も官民ともに交流が盛んな地域。言葉や食生活、風習などの共通点も多い。

　広報誌の誌面の交換は、それぞれが持つ地域資源を互いに紹介し合い、さらに交流を深め促進することが狙い。八戸市の広報紙には、久慈・二戸のイベント・観光情報を、久慈・二戸の広報紙には同様に自市以外の情報を掲載する。

　4月号では、八戸から「陸奥湊（むつみなと）駅前周辺の朝市」「はちのへ公園春祭り」「蕪嶋（かぶしま）まつり」が紹介され、久慈から「玉の脇漁港の二子朝市」「やませ土風館」「水車まつり」が、二戸から「天台寺 春の例大祭」「トリコロール@jam」「稲庭高原まつり」が、それぞれ紹介された。

　八戸市総合政策部総合政策推進課担当者は「広報紙面を通じ、八戸市、久慈市、二戸市で相互の地域の魅力をそれぞれ再発見してもらえれば」と話す。「今後も定期的に広報紙面交換は続けていくのでお楽しみに」とも。

　八戸市の広報紙「広報はちのへ」は、同市ホームページで全ページをダウンロードできる。