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デビッド・マシューズさんのラジオ番組、9年ぶりに再開 MJQ結成の裏話も

番組の収録に臨むデビッド・マシューズさん

番組の収録に臨むデビッド・マシューズさん

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 ジャズピアニストのデビッド・マシューズさんがレギュラー出演するラジオ番組「David Matthews Presents On Air Gig(オン・エア・ギグ)」が1月9日、八戸のコミュニティー放送局BeFM(八戸市番町)で9年ぶりに放送を再開する。

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 ジャズグループ「マンハッタン・ジャズ・クインテット(MJQ)」のリーダーを務めるマシューズさん。親日家として知られ、2011(平成23)年以降、拠点をニューヨークから日本に移し、八戸のほか、熊本県大津町、北海道千歳市などで音楽活動を続けてきた。2020年3月、在留資格を取得。翌3月から八戸市内の一軒家で作編曲にいそしむ傍ら、八戸ジャズ楽団の「校長先生」として小学生~高校生のジャズ演奏に参加したり、自身のグループ「Small BIG A BAND」を結成したりして、市民と交流を深めている。

 同番組は2015(平成27)年4月~翌9月、同局の制作で放送。昨年、1984(昭和59)年のMJQのメジャーデビューから40周年を迎えたことを受けマシューズさんと交流が深い市民が番組制作委員会を立ち上げ、同局の協力で再開にこぎつけた。

 昨年12月19日に行われた収録でマシューズさんは、故クインシー・ジョーンズさんの依頼で編曲したという故フランク・シナトラさんの楽曲「L.A. is My lady」や、トランペット奏者の類家心平さんとの出会いのエピソードを紹介。収録中、「10年以上日本に住んだから英語を忘れた」「僕は昭和17年生まれ」などと日本語で話し、笑いを誘った。今後は、マシューズさんのメジャーデビューのきっかけになったという故ジェームス・ブラウンさんとの出会いやMJQ結成当時の裏話、マシューズさんが出演したライブの音源の紹介、八戸を訪れる音楽家のゲスト出演などを予定しているという。

 「このようなプログラムを放送することは大切だと思う。良い音楽と面白い話を届けたい」とマシューズさん。ディレクターを務める同局の二ツ森護真さんは「マシューズさんが積み重ねてきた経験や音楽に隠されたエピソードを紹介したり、マシューズさんを取り巻く地域コミュニティーが見えたりする番組にしたい」と話す。

 放送は木曜21時~21時30分、日曜22時~22時30分(再放送)。ラジオ番組配信サービス「ListenRadio」で配信するほか、番組の一部をユーチューブで配信する。

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