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八戸で写真家・星野裕介さんの個展 亡き妻の姿、フィルム写真で残す

カスミソウを持った宏美さんのポートレート(写真提供=星野裕介さん)

カスミソウを持った宏美さんのポートレート(写真提供=星野裕介さん)

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 写真家、星野裕介さんの個展「snow time」が1月8日、AND BOOKS分室(八戸市十六日町)で始まった。

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 星野さんは、経営する「星くずカフェ」でコーヒーやプリンの移動販売を手がける傍ら、フィルムカメラで撮影した写真をインスタグラムで公開している。同展では、県内で撮影した冬の海辺や、雪を接写した写真、人物写真、和紙にプリントした写真など15点を展示する。

 展示作品の一部は、妻の宏美(あつみ)さんが使っていたフィルムカメラで撮影した。星野さんと宏美さんは2018(平成30)年2月に結婚。一緒に写真展を開くことを夢見ていたが、結婚直後に宏美さんが入院し、闘病の末、2021年3月に亡くなった。以来、星野さんは、宏美さんが生前に口にしていた「一日一日を大切に」との言葉を胸に、撮影活動を続けてきたという。会場には、ドライブの途中に見つけた場所で撮影したという宏美さんの姿も展示する。

 星野さんは「妻と同じような思いが頭を巡っている。フィルムは撮影できる枚数が決まっていて、冬の期間も同じように時間が限られている。その一瞬を見て、いろいろなことを思ったり感じたりしてもらえたら」と話す。

 開催時間は19時10分~24時。月曜・火曜定休。入場無料だが、ドリンクの注文が必要。31日まで。

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