
パン店「もりぱん」(八戸市諏訪)が4月18日、新井田川沿いにオープンした。
家族が南郷地区で農家を営む岩織悠紀子さんが出店した同店。店舗面積は16坪。席数はテーブル、カウンター合わせて11席。「森」と「パン」を組み合わせたという店名は、自然豊かな同地区の森の近くにある自宅工房でパンを焼いていることから付けた。
パンやデニッシュなど、約30種類のメニューを用意。人気メニューは「ブルーベリーデニッシュ」(320円)や「紅玉とクリームチーズのデニッシュ」。家族が生産したブルーベリーや紅玉を使う。岩織さんのお薦めは、「もっちり食パン」のトーストとドリンクのセット(450円)。トーストに付けるジャムは、3種類用意する。工房で作ったキーマカレーを包んで焼いた「焼きカレーパン」(240円)や、ピザトースト(340円)など、総菜パンも充実させた。
八戸出身の岩織さんは結婚後、趣味でパンを作り始めた。2011(平成23)年7月、約800メートルの岸壁に300店がひしめく館鼻岸壁朝市に「森のおかしやさん」の店名で出店。2018(平成30)年には、南郷商工会から声をかけられ、道の駅なんごう(南郷)の売店でも販売を始めた。館鼻岸壁朝市が12月~翌3月に休止することや、旧八戸市内での販売を求める声があったことなどを背景に、直売店を構えることを決意したという。
「農家がやっているパン屋なので、フルーツの盛りがいい。店を構えることができたので、気軽に立ち寄ってもらえれば」と岩織さん。店長の長根郁代さんは「より多くの皆さんにパンを楽しんでもらいたい。イートインスペースで厚切りのパンを食べるのがお勧め」と話す。
営業時間は11時~17時。日曜、月曜定休。