
八戸の夏を締めくくる風物詩「八戸花火大会」が8月17日、館鼻漁港(八戸市新湊3)で開かれた。
45回目を迎えた今回は夕方から激しい雨が降り続いたが、実行委員会は18時30分に決行を決定。雨は19時ごろにやみ、夜空いっぱいに開く約7000発の花火が八戸港の海面や周辺を鮮やかに染めた。
雨の影響で会場周辺には至る所に水たまりができ、大玉の花火が水たまりに鏡映しになる瞬間もあった。
市民から募ったメッセージを紹介する「メッセージ花火」では「結婚してください」のメッセージに合わせてハート形の花火が打ち上がる場面もあり、来場した市民から歓声が上がった。
花火の制作と打ち上げを手がけた青森花火(十和田市稲生町)副社長の今野義和さんは「非常に美しく見える花火だった。光の一粒一粒がよく見える日はなかなかない。今日は風向きも良く、絶好のコンディションだった。来年に向けて新しい技術や見せ方を考え、より楽しめるものを準備したい」と振り返る。