八戸市南東部の「鮫角(さめかど)灯台」(八戸市鮫町)が4月26日からの週末、一般に開放される。
同灯台は1938(昭和13)年に初点灯。塔高22.7メートル、平均海面からの高さは57.6メートルで、白色のコンクリート造り。灯台が照らす明かりは36キロ先まで届く。同灯台の周辺は昨年、三陸復興国立公園に指定され、同灯台も日本の灯台50選に選ばれている。
一般開放は昨年から行われ、昨年は延べ1万1500人の来場者でにぎわった。多い日には1日600人以上が訪れ、塔頂からのパノラマ風景を楽しんだ。今年からは展示室も開放し、同灯台で使われていた機器や灯台の解説パネルなどを展示する。
同事業を担当する八戸市まちづくり文化スポーツ観光部観光課の担当者は「灯台の上部からは太平洋の大パノラマ、美しい海岸線、タイヘイ牧場などが眼下に見渡せる。普段と違った景色を楽しみ、新たな魅力を発見できるのでは」と来場を呼び掛ける。「一般公開を前提に作られた灯台ではないので急な階段が70段以上続く。足元は動きやすい格好で」とも。
一般開放は10月26日までの毎週土曜・日曜・祝日。9時~16時。気象注意報・警報で開放中止・時間変更の場合あり。無料。