8月19日に行われる「第32回八戸花火大会」を前に、八戸市内の飲食店でビールを飲んで同大会を盛り上げようという取り組み「はちのへHaNa☆Beer(はなびーる)」が行われている。
取扱店で「はちのへHaNa☆Beer(はなびーる)」を注文するとシールがついた所定のコップでビールが提供され、1杯につき30円が同大会に寄付される。さらに、シールをはがし当たりが出ると同大会桟敷席への招待券がその場で当たる。
取扱店は同市中心街を中心に当初60店ほどだったが、現在はさらに増え、七夕祭や八戸三社大祭の時には臨時に取り扱う店もあった。
ビールを飲む度に花火が充実するという仕組みに市民の反応も上々だ。市内の居酒屋で同ビールをオーダーしていた40代のサラリーマンは「自分がビールを飲む度に花火大会へ貢献できるのはうれしい。大会当日、自分のビールがどんな姿になって夜空に上がるのか今から楽しみ」と話す。
同企画を担当している八戸花火大会実行委員会企画部会(八戸青年会議所)の田島さんは「昨年は震災直後の大会で注目度も高かったが、今年も八戸花火大会を市民みんなで作り上げていきたい。市民参加型の企画としてメッセージ花火やボランティアも募集している」とし、「HaNa☆Beer(はなびーる)は八戸花火大会への寄付のみならず、飲食店や中心街の活性化につながるのでは」と期待を寄せる。
花火大会は8月19日19時から、八戸港舘鼻岸壁で行われる。