八戸の中心街・六日町商店街(八戸市六日町)で10月9日、「さかな町 夜の歩行者天国」が開かれた。
同商店街は約180メートルの長さの通りに飲食店などが立ち並ぶ地域。八戸藩制時代には食を中心とした店が軒を連ね「肴町(さかなまち)とも呼ばれた。
同商店街では夜間のにぎわいの創出を狙い、定額で飲食店を巡ることができる「ナイトオリエンテーリング」などを企画してきた。さらに対象を拡大するため、昨年から歩行者天国とし今年で2年目。
歩行者天国では、路上に並べられたテーブルで飲食を楽しめるほか、ライブステージやジャグリングなどのストリートパフォーマンス、郷土玩具の八幡馬(やわたうま)の製作実演も行われた。八戸三社大祭で三社大祭伝統山車賞を受賞した六日町附(つけ)祭若者連の大型山車も展示した。
八戸市六日町商店街振興組合の松井正文理事長は「今年で2回目。大勢の方に集まっていただいて感謝。自慢の山車を飾るなどして私たちも楽しんでいる。これをきっかけに六日町に、さらに足を運んでほしい」と期待を寄せる。
当日の最低気温は15.3度と八戸の10月にしては暖かく、来場者らは屋外での飲食やステージイベントなど、それぞれに秋の夜長を楽しんでいた。