八戸で路線バスにハロウィーンの飾り付け-はちナビ娘「はちこ」も応援

バス車内はハロウィーンの飾り付けで華やかな雰囲気になった

バス車内はハロウィーンの飾り付けで華やかな雰囲気になった

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 八戸の南部バスで恒例となった「ハロウィーンバス」の運行に向け、9月28日バス車両の内外装の飾り付けが行われた。

あいにくの小雨模様の中、バスの外装もハロウィーン仕様に

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 同社のハロウィーンへの取り組みは2005年から始まり、今年で8回目。当初は運転手が仮装して運転をするなどしていたが、2007年からバス車両の飾り付けを開始。飾り付け車両の運行も当初は岬台団地線の1路線だったが、2009年には市内循環コミュニティーバス「るるっぷ八戸」も加わった。今年も昨年までと同様に2路線での運行となる。

 「地域の公共交通に興味を持ってもらうきっかけになれば」と始まった同企画。同社では同様の企画に、バスにキリギリスを載せる「キリギリスバス」、クリスマスの飾り付けをする「クリスマスバス」なども行う。

 昨年まで社員が行っていた同企画の飾り付けだが、今年は「八戸公共交通アテンダント はちナビ娘“はちこ”」も応援に駆け付けた。「はちこ」は今年6月に結成され、現在8人。八戸駅でのバス路線・観光案内などや路線バス車内での乗客のサポートなどをうほか、市内の公共交通のPRイベントにも積極的に出演している。今回のハロウィーンバス運行時にも同乗してアテンドする。

 飾り付けを行った「はちこ」の2人は普段とは違う業務に戸惑いながらも、楽しそうにバス車内にカッティングシートやモール、ちょうちんなどを取り付けていた。

 同社営業部の担当者は「従来は社員だけで飾り付けを行っていたが、今年は『はちこ』さんに手伝ってもらった。地方の公共交通は地力で生き残るのは厳しい時代。いろいろな面で地域の方々のサポートが必要になる。これからより一層地域と密着し、地域を巻き込みながら路線バスを守っていきたい」と話す。「ハロウィーンバスがバスに乗るきっかけになれば」とも。

 飾り付けを手伝った「はちこ」の松橋由真さんは「バスの飾り付けは貴重な機会。珍しい体験ができて楽しかった。華やかなバスになったので、アテンド業務が楽しみ」と話し、同関根美沙紀さんは「内外装ともハロウィーン仕様になったので、バスを見かけた人やバスに乗った人が驚くのが楽しみ」と期待を寄せた。

 ハロウィーンバスの運行は、岬台団地線=9月29日~10月30日、市内循環コミュニティーバス「るるっぷ八戸」=9月30日~10月31日。ハロウィーンイベントも、岬台団地線=10月27日、「るるっぷ八戸」=10月27日・28日に予定。運転手が仮装してバスを運転し、学生・子どもにはキャンディーをプレゼントする。

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