青森県南部町で8月11日、大名行列やみこし運行を行う「南部まつり」、ステージイベントや花火を打ち上げる「なんぶサマーフェスティバル」が同時開催される。
近年はなんぶサマーフェスティバルがお盆後の土曜、南部まつりが日曜の開催となっていた。今年から8月11日の山の日が設定されたのに合わせて、2イベントを同日開催することになった。
南部まつりでは、南部藩発祥の地ゆかりの大名行列も行われ、同町町長が馬に乗り藩主を演じ、大名、武士、奥方、足軽など古式ゆかしい衣装で100人が町内の繁華街を練り歩く。町内の幼稚園・保育園児による稚児行列、南部音頭流し踊り、みこし運行が行われる。
なんぶサマーフェスティバルでは、同町出身の坂本サトルさんがメインステージを務める。花火は今年は約3500発を打ち上げ予定。花火は会場すぐ近くの河川敷から打ち上げるため迫力があり真上に見上げる形となる。
合わせて、今年で3年目となる「南部町サブカルフェスタ」も行われる。これまでは南部まつりの行列の後ろにコスプレイヤーがついて歩くスタイルだったが、年々参加者が増え、今年は初めてなんぶサマーフェスティバルのステージでイベントを行う。
イベントを担当する南部町商工観光交流課の四戸里絵さんは「今年は山の日が制定されたということで同日開催となった。古式ゆかしいイベントと音楽や花火のにぎやかなイベントを同じ日に味わえるのが魅力。夏の楽しい思い出になるイベントが1日に詰まっている。1日通して短い夏を楽しんで」と来場を呼び掛ける。「会場周辺には駐車場が少なく毎年渋滞が発生する。会場は青い森鉄道三戸駅近くなので公共交通機関を利用してほしい」とも。
南部まつりは三戸駅前商店街(大向)付近で、南部サマーフェスティバルはすみやの河川公園(同)で行われる。会場間は徒歩2分。入場無料。