一年の災難除けと厄払いを行い開運招福を祈願する「開運招福祈願祭」と豆まき神事が2月3日、櫛引八幡宮(八戸市八幡)で開かれた。
時代の流れとともに豆まきの習慣や故事が薄れていっている中で、楽しみながら節分の意味を知ってもらおうと企画され、今回で5回目。この日は拝殿で祈念を行った後、拝殿前に設置した特設舞台から神前に供えた「福豆」がまかれた。福豆には当たり番号が書かれたシールが貼られ、多くの企業などから提供された家電製品や食品、商品券などが当選者に福分けされるとあり、多くの来場者が豆に手を伸ばしていた。
豆まきにはアジアリーグ・アイスホッケーの東北フリーブレイズから若林クリス監督、ティモフィ・シシカノフ選手、ニコラス・セイントピア選手、サッカー・J3のヴァンラーレ八戸からマスコットキャラクターのヴァン太も裃(かみしも)姿で参加し、「鬼は外、福は内」の声に合わせて豆をまき、大きな拍手を浴びていた。
炊飯器が当選した市内在住の30代男性は「まさかこんな豪華な景品が当たると思わなかったのでとにかく驚いた。これでおいしいご飯を食べたい」と喜んだ。
同八幡宮権禰宜(ねぎ)の関根優介さんは「今年は天気にも恵まれ、多くの有名企業のご協賛も集まり、たくさんの方に祈願祭りや豆まき神事に参加していただけてうれしく思う。今後も続けていきたいと思っているので来年もぜひ参加してお参りしていただきたい」と話す。