地域の公園で夜桜を楽しむイベント「しろがね夜桜フェスティバル2019 in 沢向公園『スロガテック・ルネッサンス』」が4月21日、沢向公園(八戸市白銀3)で開かれた。
同イベントは「公園がある白銀(しろがね)地区を楽しんでもらいたい、大人も子どもも楽しめる夜桜で盛り上がりたい」と三島上町内会が主催し、今年で5回目。
会場では夜桜師カタミネヒロユキさんによる桜のライトアップが行われ、模擬店はかつて町内にありソウルフードとして親しまれた2軒の焼きそばの味を再現した「新・2軒のヤキソバ」も出店した。整理券を用意するほどの人気となった「新・2軒のやきそば」は19時で40キログラム分を完売。購入者は小学生よりも往時の味を知る大人が多く、何度も並ぶリピーターも。市内飲食店からも2店が出店し、さまざまなメニューが好評だった。
16時からは八戸市出身のミュージシャン・タカチャさんの投げ銭ライブを開催。来場していた子どもたちに合わせ「踊るポンポコリン」などを熱唱。日が落ちライトアップされる頃には会場もぐっと冷え込んできたが、来場者は帰らず短い春を楽しんでいた。
同町内会会長で「でっかいトイプー」の愛称で親しまれているささきたかおさんは「天候にも恵まれ大勢の方に来場いただきうれしく思う。桜も見頃で最高だった。次の楽しい企画もすでに準備中」と話す。イベント後には複数の高齢男性がささき会長の手を握り肩をたたき、「これからも白銀を頼むよ。ありがとう」と満面の笑みでたたえる姿が見られた。