「SuperSports XEBIO東北フットサルリーグ」1部の「イタチカ八戸」が5月19日、今シーズンの開幕を迎える。
2007年から東北フットサルリーグに参戦しているイタチカ八戸。2011年に東北2部を全勝で勝ち上がり、2012年から青森県唯一の東北1部参戦チームとして奮闘している。「イタチカ」は「勝負に勝ちたい」というメンバーの気持ちを逆さ読みしたもの。
チームでは試合以外にも子どもたちを対象としたスクール事業やフットサル教室、知的障がいを持つ子どもへの普及活動や交流、八戸三社大祭の終了後の中心街清掃などの地域貢献活動を積極的に行っている。年2回の八戸でのホーム戦開催時は多くの子どもたちやサポーターが駆け付け、熱い声援を送っている。
昨年のイタチカはけがによる長期戦線離脱者が相次ぎ苦戦を強いられたものの、8チーム中6位で残留を死守した。けが人も復帰し、新人2選手を加えた全19選手となり、4月27日と28日に岩手県花巻市総合体育館で開催された「GAVICカップ2019」で見事2度目の優勝。リーグ戦を占う前哨戦的な意味合いを持つ大会を制し、シーズン開幕に弾みをつけた。
今季のリーグ戦は昨年より2チーム多い全10チームが12月までかけて2回戦総当たりの各18試合で順位を競う。開幕戦でイタチカは古川総合体育館(宮城県大崎市)で東北大学フットサル部「D-GUCCI」と対戦する。
イタチカ八戸の山野内智大キャプテンは「今年も優勝、全国大会出場を目指して戦う。八戸でのホーム戦は2試合しかないが、ぜひ会場に足を運んでフットサルを知ってもらって、一緒に盛り上げていけたらと思う」、嶋本敦副キャプテンは「一試合一試合を大事に戦っていきたい。開幕戦を勝って勢いに乗ってホーム戦を迎えたい」と話す。
八戸市内での開催は今季も2試合が予定され、第6節の6月30日に八戸東体育館で10時30分から宮城県の「ウルティモ」と対戦。第10節の9月8日の対戦相手と試合時間は前期の順位をもとに決定する。共に入場無料。