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八戸の小学校で「ミニ山車」展示 地元若者が企画、次世代に八戸三社大祭の魅力伝える

小学校で八戸三社大祭の魅力伝える

小学校で八戸三社大祭の魅力伝える

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 八戸三社大祭の山車(だし)組メンバー有志が現在、八戸市内の小学校の空き教室を活用し、ミニ山車などの展示を行っている。

 企画した松井龍平さんは2000(平成12)年生まれの18歳。現在八戸市内で会社員として働く傍ら、上組町若者連のメンバーとして山車組の活動に携わっている。「両親や祖父の影響で地元の上組町若者連でおはやしや山車製作に参加してきた。子どもたちに祭りの楽しさや魅力を伝えたいとの思いから同年代の仲間と共に展示企画に取り組んでいる」と松井さん。

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 企画実施に当たり、八戸市内の小学校に手紙を送り打診したところ、図南小学校(八戸市糠塚)から声が上がったという。同校では「総合的な学習」の一環として教室を提供し、児童が自由に展示を見られるようにしている。

 教室には、松井さんが所属する上組町若者連のほか、長横町粋組(いきぐみ)、鍛冶町附祭若者連が、高さ2メートルほどのミニ山車や、実際の山車に使用する神楽、龍の頭、妖怪、魚、鎧(よろい)など山車の装飾品、歴代の祭りポスター、山車製作やおはやし練習、本祭の様子などを撮影した写真、山車絵、祭りの歴史年表などを展示している。

 鍛冶町附祭若者連が山車製作に使った原案、発泡スチロールなどを使って作った装飾品を実際に触れて鑑賞することもできる。

 松井さんは「いろいろな山車組へ見学に行くと、参加する子どもが減ってきているという声を聞く。特に小太鼓の人数が減ってきていることをどうにかしたいと思う。このまま山車製作者も減っていけば、祭りも続かなくなる。子どもたちには三社大祭の面白さや楽しさを発見してもらえたら」と話す。

 企画は今後も継続して行っていく方針といい、図南小学校での展示後は松井さんの出身校の市立長者小学校でも展示を行う予定という。「特に山車組の無い地域の学校や公民館で展示を行いたい」と意気込む。

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