八戸のはちのへポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で11月30日、フラメンコバイラオーラ(女性舞踏家)石垣ひろみさんのフラメンコライブが行われた。
石垣さんは同市白銀町出身。青森県立八戸西高等学校を卒業後、進学のため上京。1994年に水村繁子フラメンコスタジオに入門。スペインのマドリッドのマリア・マグダレーナ、アンダルシア・セビージャで研さんを積んだ後、2002年に帰国。帰国後は大沼由紀さんに師事し、2008年から大沼由紀フラメンコ教室「エストゥディオブレーニャ」(東京都中野区)で講師を務めている。
ライブには、本場スペインからギタリストやカンタオール(男性歌手)が友情出演。石垣さんをはじめ、4人のバイラオール・バイラオーラは約1時間半にわたり情熱的な舞踏6演目を披露し、集まった130人の観客を魅了した。途中のMCで、石垣さんの地元なまりに観客から笑いが漏れる一幕もあった。
友人に誘われて来たという高校時代の同級生の馬渡里華さんは「目の前で見るフラメンコはすごい迫力だった。いし(石垣さんのニックネーム)は高校時代と変わらない雰囲気だったが、踊り始めたら別人のようでびっくりした」と興奮気味に話していた。
石垣さんは「地元でのライブは今回が初めて。地元で踊れるのはとても感慨深い。ライブ開催に協力してくれた地元の方々に感謝。八戸にフラメンコを知ってもらい根付かせるために、来年は八戸でフラメンコ教室を開く予定」と展望を明かす。