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八戸・地域のシンボルツリー「毘沙門のイチョウ」公開樹木診断

「毘沙門のイチョウ」の根

「毘沙門のイチョウ」の根

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 毘沙門公園(八戸市田向)内の「毘沙門のイチョウ」の公開樹木診断が9月20日、現地で行われた。

 「毘沙門のイチョウ」は推定樹齢550年、高さは約17メートル。2005(平成17)年に田向地区の土地区画整理事業に伴い現在地へ移植された。その後、ナラタケ病に感染しているのが分かり、県樹木医会の斎藤嘉次雄さんらの診断を受けながら、八戸造園建設業協会が菌糸の除去を行うなど、継続して治療が行われてきた。

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 公開樹木診断では、イチョウの周辺を掘り起こし、根の状態を確認。斎藤さんは「新しい根も出てきているが、そこにナラタケ病の菌糸が出ている。病気と新しい根の闘いの最中。土中にまいた薬の効果は出ている」と診断する。「木の北側は葉が繁り、去年3個しかなかった銀杏が今年は50個ほどできている。新しい枝も増えているから、イチョウの3分の2ぐらいの高さの枝から葉が繁っていくと思う。これからも経過を見守りたい」と今後もイチョウを注視する。

 八戸市公園緑地課の石橋敏行課長は「今回の診断で、成長できている部分と、できていない部分があった。斎藤さんの話にもあったように、木とナラタケ病との闘いがまだ続いている。しばらくは経過観察ということで見守っていくしかない。せっかく移設した木でもあり、公園緑地課の保存樹木にも登録されているので、これからも見守っていきたい」と話す。

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