地方に秘められている商品や技術を探す講座「アクティブラーニングセミナー『にっぽんの宝物』」の1回目が10月4日、ユートリー(八戸市一番町)で開かれた。
「にっぽんの宝物」プロジェクトは、流通に乗りにくく次第に担い手を失いつつ地域の「宝物」を、自治体や商工会と協力しながら、1次2次3次産業の「コラボレーション」、事業者の「アクティブラーニング体験」をキーワードに、国内外に紹介・販売支援するもの。
講座には14事業者17人が参加。講座では各事業者が商品のプレゼンテーションを行い、講師の羽根拓也さんのアドバイスを聞いた上で、他の参加者との意見交換を行った。
青森市から同僚2人と参加した20代女性「入社してまだ1カ月だが、他の方々の話を聞いて、自社の商品の売り上げを伸ばす方策など参考になるところがたくさんあった。2回目、3回目ももちろん参加したいし、グランプリにも行ってみたい」と話す。
アクティブラーニング代表で講師の羽根さんは「参加者全員でアイデアを出し合い、思ってみなかった相手とコラボレーションすることで、座学で学ぶだけでは得られない商品や事業のブラッシュアップが図れる。県大会、全国大会、世界大会とプレゼンテーションしてグランプリを目指す。そして、グランプリを取ると商品の販路が広がり、売り上げも伸びる」と話す。
同講座は10月21日に第2回、11月11日に第3回が開催され、12月2日には青森県大会、同14日に東京で全国大会、2020年2月22日にはシンガポールで世界大会が行われる。事務局では第2回、第3回の参加者も募集している。申し込みは青森の宝物事務局(ビーエフエム、TEL 0178-72-3939)まで。