地域の若者による村おこし野外ミュージックフェスティバル「村魂祭 SONG-CONG-SAI 2019」が10月19日、間木ノ平グリーンパーク(新郷村)で開かれた。
「新郷村で遊ぼう、キャンプして星と炎と音楽を楽しんでもらいたい」という思いから始まった同イベント。2017年10月に始まり、今年で3回目。
「地域振興」ながら地元べったり型ではなく、「楽しいことを続けていれば、自ずと人は集まってくる」というヒューマンネットワーク型のイベントを目指している。出店者や出演バンドも地元だけではなく、圏域の人気ショップや自分たちの耳で選んだバンドをチョイス。今回最も遠方となる横浜から「オオフジツボ」が参加した。
今年は前日から小雨が降るあいにくの天気で、会場を屋内のハーブガーデンに移し、予定では13時の開始時間を16時に繰り下げ、プログラムをコンパクトにまとめつつも開催にこぎ着けた。15時過ぎに雨も小降りになったころ、続々と観客が集まり始めた。縮小版であったものの、無事に開催されたことに来場者からも笑顔がこぼれた。
弘前から参加のリンゴ農家からはウエルカムリンゴが配られ、日没ごろからは火がおこされ、暖を取りながら自然の中で食事や音楽など思い思いの時間を楽しんだ。
実行委員長の中平将義さんは「雨でいったんは中止の予定だったが、メンバー・出店者・出演者の皆さんの熱意に押され『雨が降ってもやろう』ということで安全に配慮し決行した。雨にもかかわらず大盛況で、こんなに面白いイベントができることに感謝している。来年も開催するので、ぜひ来てほしい」と呼び掛ける。