自家製焙煎(ばいせん)コーヒーとコーヒー豆を販売する「有枝(ありえだ)珈琲」(八戸市南類家)が8月26日から、プレオープンしている。
木目のテーブルと椅子で18席を用意する同店。オーナーのきたこやなおみさんは学生時代からコーヒーが好きで、趣味で勉強したり習いに行ったりしていた。4年ほど前からケクーカフェ(南部町)で働き、本格的にコーヒーを学んだ。青森県内に4人しかいないアドバイスド・コーヒーマイスターの資格を所有している。
自宅でマイクロロースターとして豆の卸しを始めた。そのとき「借りぐらしのアリエッティ」のイメージで始め、アリエッタから店名を「有枝」とした。豆卸しをしながら店舗を持ちたいと思っていたが、2年ほどイベント出店しながら各地で候補を探し、適地を見つけた。
店では高品質なスペシャルティコーヒーのみを扱い、安心安全な素材にこだわる。きたこやさんお薦めのエチオピアのブク農園のコーヒーは、農場で働いている人と実際に会って話し、テイスティングもして仕入れている。
主なメニューは、ホットコーヒーが「エチオピアブク農園」(プレオープン価格400円)、「ブラジルダテーラ農園」「ザンビアNCLL」「コロンビア ラ・グアメラ農園」(400円)など。アイスコーヒーは「泡立つコーヒー ニトロ」(同400円)、「濃厚ネルドリップ アイスコーヒー」(450円)、「コーヒーチェリーサワー」(500円)などを用意する。
店で買った豆を使って家で入れて飲んでも店の味と違うという声が多々あることから、コーヒー教室も開いている。簡単なワンポイントレッスンとして1時間程度。前日までに予約(ラインかインスタグラムまで)。料金は購入した豆代のみ。店で豆を買うとレッスンを受けることができる。
きたこやさんは「グランドオープンは11月を予定している。コーヒー文化の広がりを目標に、地域の方に愛されるお店になりたい」と話す。
営業時間は10時~19時。