イタリアンレストラン「リストランテ澤内」(八戸市南類家1)で11月16日、ビオラとピアノのコンサート「道 vol.3」が開かれた。
ビオラの澤向直子さんとピアノの佐藤慎悟さんのデュオリサイタル「道」としては3回目。前回までは「はっち」シアター2で行われていたが、音楽だけではなく食事とワイン、空間を含めてのマリアージュを楽しんでほしいとの思いからイタリアンレストランでの開催となった。
佐藤さんとリストランテ澤内の澤内昭宏シェフは、ローマ留学時代からの友人であることもあり今回の公演が実現した。印刷物のデザインも澤内シェフによるもの。
1回目は「模索した道」、2回目は「ウキウキな気分の道」と題しデュオリサイタルを開催。3回目の今回は「イタリア、ヨーロッパへの道」と題し、イタリアオペラからの選曲で構成した。最初にオペラ「椿姫」より「乾杯の歌」でスタートした。クラシックの名曲から、天皇のビオラの師であり東京音大名誉教授の兎束俊之(うづか・としお)さんが即位を祝い送った曲「輝ける『令和』に向かい」も演奏。後半は映画音楽や、前回好評のタンゴも披露した。
澤向さんは「とても楽しかった。今回イタリアの音楽を大目にチョイスした。お客さんと一体となって明るく華やかに演奏できた」、佐藤さんは「今回は会場をイタリアレストランに移し、食と香りと音楽を融合したイベントとなった。ヨーロッパの雰囲気を伝えられるよう頑張った」とそれぞれ話す。